「 よぼうせっしゅ 」 瀧田医院分院 8月発信 | ![]() |
当院では、去る7月3日予防接種について外来患者様を対象にお話をする機会を設けました。出席できなかった方や、疑問などおもちの方の為に、お話の内容や質疑応答についてお知らせしたいと思います。
1. 何故、予防接種を受けるのか?
私達の健康は自ら守らなければなりません。世界にはさまざまな感染症が常に身の回りに存在し、いつ感染してもおかしくない状況です。細菌や特にウイルスに感染した場合特効薬も少ない為、悲惨な結果を招かない様自己を守り、又、自分の子供をも守ることが大切であります。
2.予防接種の種類及び病気の特徴
予防接種の種類 | 病気の特徴 | |
@ | ポリオ | 小児マヒともよばれ、四肢マヒをおこす |
A | 三種混合 | 百日咳 百日咳菌の飛沫感染でおこり、顔を真っ赤にして咳き込む ジフテリア 呼吸が苦しくなり、心臓や神経がおかされる 破傷風 ケガをしたとき傷口から破傷風菌が入る、神経マヒけいれん、呼吸が苦しくなったりする |
B | 麻疹(はしか) | 飛沫感染でおこり、39〜40度の高熱と発疹が特徴、0才は脳炎に注意 |
C | 風疹 | 発疹、リンパ節の腫れ、発熱がある 妊娠初期にかかると心疾患、難聴児の出生率が高い |
D | 流行性耳下腺炎 (おたふく) |
発熱と耳下腺の腫れ |
E | 水痘(水ぼうそう) | 水をもった発疹、発熱など |
F | インフルエンザ | 伝染力が非常に強い症状の重いかぜ、小児の脳炎に注意 |
G | BCG | 肺結核 咳、発熱など |
3.予防接種を受ける時期
(拡大してご覧になりたい方は、表をクリックしてください)
4.質疑応答
Q: はしかの予防接種後、発疹がでることがあるが感染の心配はないか?
A: 心配なし。
Q: 予防接種を2つ同時にうつのは可能か?
A: 一部は可能なものもあるが、生ワクチンや不活化ワクチンなどの違いや、副作用がどちらからでたのか
わからないのでできれば一つずつの方が望ましい。
Q: ポリオワクチンを飲んだあと吐いたが効果はあるか?
A: 直後以外は、問題ない。
女医先生より ワクチントピックス
1. | 世界では、百日咳流行の兆しあり 3混はきちんと受けておきましょう。 |
2. | インフルエンザワクチンは、11月にうつと理想的というデータがあります。 |
3. | ポリオワクチンは、ポリオワクチンを受けた子供の大便を触れて家族が感染する可能性がごく稀にあるので、不活化ワクチンの注射にかえる動きがあります。 |
4. | S50年〜S54年生まれの子供に投与したポリオの効果が何故かうすかったので、再投与を常滑市保健センターでやってくれます。(同センターに問合わせを) |